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ピースが並んだ画像
ピースが並んだ画像
ピースを測る画像
ピースについて話し合ってる様子

DF8について

口腔知覚判定研究用キット

本製品DF8は口腔内の立体認知能力を評価研究するキットです。
DF8は口に含んでも安全で、オートクレーブでの消毒も可能な素材、
ポリフェニルサルフォンを使用した評価キットです。
※ポリフェニルサルフォンは、消化管内視鏡の先端部にも使用されている素材です。

共同開発

本検査キットは国立国際医療研究センターリハビリテーション科
藤谷順子博士と大栄工業株式会社の共同開発製品です。

新井 慎さんの写真

DF8開発への想い

口腔内感覚は食塊の形状認知や移送、咀嚼などの摂食嚥下機能において重要な役割を担っています。
口腔内感覚のうち、視覚的情報を遮断し、口腔内に入れたピースの形状を識別する能力を口腔立体認知と呼びます。今回、口腔知覚判定キット「DF8」が開発されたことで、口腔立体認知の評価が可能となりました。口腔立体認知と摂食嚥下機能との関連が明らかになることで、今後、摂食嚥下リハビリテーションの新たな評価・訓練法に発展することが期待されます。

新井 慎

目白大学保健医療学部言語聴覚学科 助教
社会医療法人河北医療財団多摩事業部
株式会社ハート&アート 共生・多機能型デイサービス ダイアリー
言語聴覚士/修士(リハビリテーション学)日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士

参考文献:新井慎、立石雅子、寺中智、藤谷順子: 健常者における口腔立体認知
―口腔知覚判定研究用キットDF8 を用いた検討―
日本摂食嚥下リハビリテーション学会誌.25(1):11-21

専務取締役 谷 幸三さんの画像

製造発売元

大栄工業株式会社

専務取締役 谷 幸三

理化学研究機器部品などを多岐に渡って携わった中で、
培ってきた技術を形にできないかという想いの中、
今回藤谷順子博士との共同開発をすることができました。

8ピース形状

DF8は8種の異なる形状のキットです。
サイズは厚み9mm 、縦横20-28mmとなります。

※サンプル品で撮影しているため、実物とは色が若干異なります

  • 楕円形

    楕円形

  • 細長方形

    細長方形

  • 長方形

    長方形

  • 四角形

    四角形

  • 瓢箪型

    瓢箪型

  • 尻尾型

    尻尾型

  • 十字形

    十字形

  • 鋭十字形

    鋭十字形

ご使用方法

  • DF8にデンタルフロスを通してる様子

    DF8には市販のデンタルフロスを通せる穴を付けております。
    誤飲防止のため必ずフロスを取り付けてからご使用ください。

  • 使用後オートクレーブで滅菌消毒してる様子

    飲み込まないよう注意しながら形状を判別します。
    使用後はオートクレーブで滅菌消毒を施して下さい。

DF8 取扱説明書

DF8口腔知覚判定研究用キット(以下、DF8)は口腔内の立体認知能力の研究用に開発されたものであり、
医療用診断・判定機器ではありません。
使用者は以下の確認事項・禁止事項及び使用法を十分に理解した上で使用してください。

1.重要な確認事項・禁止事項等

  1. 口腔知覚判定の研究においてのみ使用できます。
    誤飲・口腔内での破損事故等に留意し使用してください。
  2. DF8の滅菌・消毒はオートクレーブ消毒を基本としています。再使用時には
    必ずこのオートクレーブ消毒を実施済であることを確認してください。
    最大500回のオートクレーブ消毒を可能としていますが、白化等の変色等があった場合は
    破損の恐れがあるので、直ちに使用を中止してください。
  3. テストピース単独での使用は誤飲の可能性があります。
    必ずデンタルフロスをテストピースの穴に通して使用して下さい。
  4. 使用前にテストピースの破損がないことを確認してください。
    もし破損や変色等があった場合は使用を中止してください。
  5. 実施者の指示を理解できない者には使用しないでください。
    (例:認知症や失語症、高次脳機能障害など)、誤飲や誤噛した場合、直ちに実施を中止してください。
  6. 保管は乳幼児・認知症患者等の手の届かない場所に保管してください。

2. 準 備

  1. 8個のテストピース図」をダウンロードし、印刷してください。
  2. 被験者の誤飲を防止するために、テストピースの穴に通して
    使用するデンタルフロス(ワックス無)を準備してください。
    ※ワックス付きのデンタルフロスは滑るため、結束が困難な場合が多い。
  3. テストピースは使用前に必ずオートクレーブ消毒後であり
    衛生的に保管されていることを確認してください。
  4. テストピースの破損や変色が無いことを確認してください。
    もし破損や変色などあった場合は使用を中止してください。
  5. テストピース穴ごとにデンタルフロスを通し、約40cmの輪をつくり、
    その端をほどけないようにしっかり結束し、専用持ち手の溝に通してください。
デンタルフロス輪の作成例
デンタルフロス輪の作成例
デンタルフロス輪の作成例

3.被験者への留意事項説明

  1. 被験者に研究目的を説明し、同意を得てください。
  2. 実施方法を説明し、誤飲、誤って噛まないように注意を喚起してください。

4. 使用法例

新井慎先生(言語聴覚士/前目白大学保健医療学部言語聴覚学科 助教)使用法例
★参考文献
新井慎、立石雅子、寺中智、藤谷順子: 健常者における口腔立体認知
―口腔知覚判定研究用キットDF8 を用いた検討―
日本摂食嚥下リハビリテーション学会誌.25(1):11-21

  1. 下記より「8個のテストピース図」をダウンロードし、印刷する。
  2. 8個のテストピースにデンタルフロスと専用持ち手がついていることを確認する。
  3. 被験者には使用するテストピースを見せずに、口腔内に入れ、自由に動かし形状の識別を促す。
  4. 被検者の認識が終わったら「8個のテストピース図」のどのテストピースであるか選択を求める。
  5. 8個のテストピースをランダムに選択し、すべて実施する

★詳細な使用法は前述の文献をご参照ください。

☆本DF8は藤谷順子博士(国立国際医療研究センター病院リハビリテーション科長)と
当社が共同研究した製品です。

ご購入方法

ご購入にあたっては以下のボタンより、
取扱説明書を確認のうえ
ご購入方法を確認ください。

製造発売元

大栄工業 株式会社

https://www.daiei-industry.co.jp/

大栄工業はお客様のご希望に応える、
プラスチック加工・製作のプロフェッショナルです。

作りたい希望を叶えます

大栄工業では、プラスチック製品や試作品を主に製作しております。
大学や研究機関での理化学研究機器部品の開発/試作品製作をお考えでしたらご相談ください。
プロダクト・工場機器用部品・玩具・メディカル多方面の試作が可能です。

自社製造で短納期・低コストでご提供、様々なお客様からご評価を頂いている
プラスチックの加工技術と提案力に自信があります。
研究用に耐熱性のある素材で部品を作りたいなど…
1個でも量産でも製作可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

会社概要

会社名
大栄工業 株式会社
代表取締役
谷 輝美
本社・工場
東京都北区昭和町3丁目4番地8号
TEL 03-3800-8061(代表)
FAX 03-3800-8382
創立年月日
1972年4月24日
資本金
1000万円
事業内容
理化学研究機器製造、プラスチック製品試作
精密部品加工、特殊ディスプレイ、玩具試作
注型・塗装・シルク印刷・ゴム及び板金・金属の付帯加工まで一括製作